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主観的なみやぎの見どころ(その2) [観光]

管理人の主観がだいぶ入った、みやぎの見どころを紹介していきます。

第二回は、コチラ。
DSC_2066.JPG
東陽寺@登米市東和町、です。

ここは、古いお寺ですが、
江戸時代のいわゆる三大騒動の一つ、伊達騒動(寛文事件)の登場人物、仙台藩家老の原田甲斐の首塚があるお寺です。
(諸説あり)

伊達騒動は、江戸時代の初期に起きたお家騒動で、あわや伊達家仙台藩62万石が取り潰されるか、という存亡がかかった大事件。
この事件を題材にして、作家 山本周五郎が書き上げた小説、『樅の木は残った』が有名です。この小説は、NHK大河ドラマの原作にもなりました。
(管理人は、小説しか読んでいません、恥ずかしながら)

で、小説の中で、主人公となる原田甲斐の生き方、姿、心情がつぶさに描かれており、とても印象に残りました。
山本周五郎は、史実とは異なる、原田甲斐の人物像を描いていますが、なぜか、響きました。
10年以上前に文庫本で購入しましたが、いまでも、手元において、時折読み返しています。

で、ひょんなことから、原田甲斐の首塚があることを知り、訪れた次第です。

古い鐘楼門の前に、説明書きがあります。
DSC_2065.JPG
肝心の首塚は、お寺の裏側にあるそうで。。。。

なんでも、銀杏の木が植えられてその根元だったそうです、首塚のありかは。
ですが、いまでは、それを伝える石碑と説明書きの立て札があります。
DSC_2068.JPG
原田甲斐の元家来が、主人の首を引き取り、それを弔ったとのこと。当時は、罪人となった主人の名前を公にすることはできず、表立って埋葬することはできなかったとか。

DSC_2067.JPG
史実は史実として、私の中では、小説の登場人物としての印象がとても強く、東陽寺を訪れたくなった次第でした。

山本周五郎の小説を読んでいただいてから、訪れていただくことをお勧めします。

以上、だいぶ主観的なお話でした。

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